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チャットGPTとは?GPT-4とGPT-3.5の違い

弊社では2024年より対話型AIチャットボットの提供を開始しました。最新のチャットGPTをベースにしたこの自動応答システムは、お客様からの問い合わせ対応のほか、企業の採用ページで求職者の関心の高い情報提示や、中古車販売のクルマ探しなど、あらゆるシーンでの活用が期待できます。

この記事では、チャットGPTとは何か?を説明し、さらにGPT-3.5とGPT-4の違いについて解説します。

ChatGPT(チャットGPT)とは?

ChatGPTは、OpenAI社が2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AI(命令文に応じて様々なコンテンツが生成できるAI)の一種です。

GPTとは、Generative Pre-trained Transformerの略語で、「生成可能な事前学習済み変換器」という意味があります。

ChatGPTは、膨大な量の文章を学習することで、まるで人間のような自然な会話をすることができます。リリース後わずか2か月でユーザー数1億人を突破し、無料で利用できる革新的なサービスとして、機能面だけでなく成長性にも大きな期待が寄せられています。

ChatGPTは2023年3月にAPIがリリースされ、すでに様々なオンラインでのチャットボットやアプリケーションに組み込まれ始めています。その影響は既存のWebサービスの変革にとどまらず、様々な市場や教育、雇用に多大な影響を及ぼす可能性があるとされています。

ChatGPTについて最新の情報が知りたい場合は、下記のOpeAI社の公式サイトをご覧ください。

OpenAI公式サイト
https://openai.com/

GPT-4とGPT-3.5の違いについて

続いてGPT-4とGPT-3.5の違いをご説明します。

現在、一般的にみなさんが使っているのは「ChatGPT-3.5」とよばれるバージョンです。3.5の数字がバージョンを表しています。
そのChatGPTにGPT-4が登場し、『ChatGPT-4』として利用することができるようになりました。ChatGPT-4を利用するには月額20ドルの有料プラン『ChatGPT Plus』へ登録が必要となります。

それではGPT-4とGPT-3.5の主な違いをみていきましょう。

回答精度の向上

ChatGPTの回答精度を推し測る1つの指標としては、アメリカの司法試験におけるデータが有名です。ChatGPT-3.5にアメリカ司法試験の問題を解かせてみたところ、正答率は受験者の下位10%程度のレベルでした。しかしChatGPT4では受験者の上位10%レベルまで正答率が上がり、回答精度の向上に成功した事実が明白になりました。

画像処理に対応

ChatGPT-4では「マルチモーダル」と呼ばれる機能が導入されており、画像から情報を読み取って文章を生成することが可能となりました。グラフ・手書きの数字・写真・イラストなどをテキストと共に入力することで、さらなる活用シーンが期待されています。ただし、マルチモーダル機能はまだ研究段階で一般提供されていません。

文字の記憶力・処理能力向上

ChatGPT-4は記憶力が従来の8倍に向上し、最大64,000語(32,768トークン)まで覚えておけるようになりました。トークンとはChatGPTのAIが文字を認識できる最小単位のことで、日本語の文章は英文よりも多くのトークンを使用します。また、ChatGPT4は質問時に入力できる文字の最大数も従来の10倍にあたる25,000字まで拡張しました。

安全性の向上

人工知能が自動生成する文章は、時に人間にとって不適切な内容や表現が含まれることがあります。AIを適切に運用していくためには、生成内容を制御する安全対策が重要です。
ChatGPT-3.5では後から安全対策を追加する手法を採用していました。つまり、ユーザーの操作や質問を監視し、問題を見つけ出して修正するというアプローチ法です。しかし、ChatGPT-4では、初めから多くの安全対策がシステムに組み込まれています。安全性の向上では、ChatGPT-3.5の有害回答生成率が6.48%に対し、ChatGPT-4の有害回答の生成率は0.73%に抑えられているというレポートが公開されています。

プラグインの追加

ChatGPT-4へのアップデートで話題を呼んだのがプラグイン機能の追加です。プラグインとは拡張機能のことであり、標準搭載されている機能に加えて様々なことができるようになります。プラグインは手軽に追加・削除できるので、ユーザーが好みに合わせて機能をカスタマイズ することが可能になりました。

ChatGPTの問題点

最後に現時点におけるChatGPTの問題点を上げておきたいとおもいます。

回答の正確性について

ChatGPTの回答が全て正しくないことを理解しておく必要があります。ChatGPTのデータ元は主にインターネットの情報であり、誤りを含んだ可能性のある情報であることに注意が必要です。

専門分野での回答の信頼度

生成系AIの出力の精度は、事前学習で取得した知識の精度をそのまま反映します。そのため、「ChatGPTは万能」とは言えず、学習で欠けている分野があれば、その部分を補うために追加学習をすることが必要となります。もし、何らかの専門分野で活用したいのであれば、追加学習が必要となります。

まとめ

ChatGPTは、大規模言語モデルをベースとする対話型AIサービスです。機械学習や自然言語処理などの技術を駆使し、AIチャットボットがさまざまな質問に対して人間のように応答してくれます。

革新的なAIツールとして世界中で大きな話題となっているものの、「情報が正確ではない可能性がある」「フィッシングメールなどへ悪用される可能性がある」「専門性の高い質問には答えられない」「悪性コードの作成に使われる可能性がある」などの問題点を指摘する声もあります。

こうした問題点を解消するためには、信頼性の高い情報源を参考にするとともに、機密情報の入力を制限したり目視による確認をしたりといった対策が必要です。諸外国ではChatGPTを規制する動きが広がりつつありますが、AI技術の進歩・発展に伴って利用率はさらに加速していくと予想されます。

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